【まとめ】吉田篤弘「短編集」の本

2026年1月12日月曜日

吉田篤弘

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こんにちは!


この記事では


「吉田篤弘さんの「短編集」の本を読みたい」


という人はもちろん



「読書を習慣にしてみたい」


「スキマ時間や、夜寝る前にサクッと読める本を探している」


という人にも読んでもらいたい記事になっています。


 Category 

‣短編集「月とコーヒー」シリーズ

‣「東京」が舞台の短編集

‣「連作短篇」の本

‣他の短編集の本



に分けたので、読みたい所を目次から飛んでみてください。


それでは進みましょう!



 あわせて読みたい 
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吉田篤弘「短編集」の作品の特徴



結末がない



吉田篤弘さんの作品全般に言えることですが、「物語に結末がない」というのが特徴です。


「結末がない」ので、物語に区切りをつけてほしいと思う人には向かないかもしれませんが、


本に出てきた登場人物の「その後」を自分なりに想像できるのが、吉田さんの本の良い部分だと感じています。



「連作短編集」の本がある



 連作短編集とは 
一見、短篇集のようでありながら、じつは、それぞれの短篇がつながりを持ち、読みようによっては、長篇小説としても読めるものをそう呼んでいるそうです。(引用元:吉田篤弘「おやすみ、東京」(ハルキ文庫) あとがき より)



吉田篤弘の本でいうと


おやすみ、東京」、「空ばかり見ていた」などがあります。(後ほど紹介します)



 連作短編の本を読んでいると、色んな人物の物語を通じて、大きな物語(テーマのようなもの)を感じることができます。




やさしい文章、心が落ち着くお話



吉田さんの本は、とても文章が個人的に好みです。


好きな文を一つ紹介すると、

「何かになるのではなくて、その何かが自分の中に満ちてくるのを待てばいい」(引用元:吉田篤弘「空ばかり見ていた」(文春文庫) P320 より)



吉田さんは聞き慣れない言葉も使うけど、美しいを「うつくしい」と書いていたり、


全体的によみやすい文章で書いていて、本の余白や装幀も大事にしているのが読んでいて伝わってきます。


物語も落ち着きがあって、急展開はないが、「小さなつながり」を感じるような伏線(?)がちりばめられていている所も好きです。



吉田篤弘「短編集」まとめ


「月とコーヒー」シリーズ



月とコーヒー|小箱にしまった24篇のお話




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月とコーヒー デミタス|「月とコーヒー」の第二集!




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中庭のオレンジ|「月とコーヒー」の姉妹本!?




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「東京」が舞台の物語



おやすみ、東京|東京の午前一時からはじまる物語




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#東京アパート|東京のアパートに暮らすさまざまな人びとの物語




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「連作短篇」の本



おやすみ、東京|東京の午前一時からはじまる物語




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空ばかり見ていた|流浪の床屋ホクトをめぐる12の物語




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他の短編集の本


針がとぶ|ひそかに響き合う七つのストーリー




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>>吉田篤弘「針がとぶ」 あらすじを読む (Rakuten)



なにごともなく、晴天。|高架下〈晴天通り〉の物語




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ブランケット・ブルームの星型乗車券|毛布をかぶった寒がりの街「ブランケット・シティ」




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台所のラジオ|台所のラジオが共通した十二人の物語




僕が吉田篤弘を好んで読む理由、それは著者の「繊細な文」にある。

例えば、

「指先に触れた冷たさが、場所よりも時間の長さを一瞬で物語った。」(p220 吉田篤弘「台所のラジオ」(ハルキ文庫))

という文。


この文は、この本の「〈十時軒〉のアリス」というお話で出てきた。

主人公は美也子(みやこ)・四十八歳。ある日彼女は財布をなくして、警察に届け出を出すが手がかりは全くない。しばらくして実家に住む母から「財布を落とさなかった?」と、一本の電話が届く。彼女は今住む町から実家へ向かい、母から渡された財布は確かに彼女の財布だが、今使っている財布ではなく三十年前― 彼女が大学生の時になくした財布だった。


その財布はなくした時に交番に届いたが、何かの手違いで保管庫の奥にずっとあったという。それが今さら三十年後の自分に帰ってきて、その財布に触れた時の「冷たさ」を表現した文が、最初に見せたあの文だ。


単なる「財布が冷たい」という事実を、「冷たさ」が「時間の長さ」を物語っているという表現が、読者の僕には新しく感じた。


こういう繊細な所に気づく著者の観察の鋭さが、言葉を通して「優しさ」を読者たちに届けてくれているのかもしれない。


他にも十話のお話があるので、自分だけのお気に入りのお話を見つけてほしい。


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