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こんにちは!
この記事では
「吉田篤弘さんの「短編集」の本を読みたい」
という人はもちろん
「読書を習慣にしてみたい」
「スキマ時間や、夜寝る前にサクッと読める本を探している」
という人にも読んでもらいたい記事になっています。
Category
‣短編集「月とコーヒー」シリーズ
‣「東京」が舞台の短編集
‣「連作短篇」の本
‣他の短編集の本
に分けたので、読みたい所を目次から飛んでみてください。
それでは進みましょう!
吉田篤弘「短編集」の作品の特徴
結末がない
「連作短編集」の本がある
一見、短篇集のようでありながら、じつは、それぞれの短篇がつながりを持ち、読みようによっては、長篇小説としても読めるものをそう呼んでいるそうです。(引用元:吉田篤弘「おやすみ、東京」(ハルキ文庫) あとがき より)
吉田篤弘の本でいうと
「おやすみ、東京」、「空ばかり見ていた」などがあります。(後ほど紹介します)
連作短編の本を読んでいると、色んな人物の物語を通じて、大きな物語(テーマのようなもの)を感じることができます。
やさしい文章、心が落ち着くお話
「何かになるのではなくて、その何かが自分の中に満ちてくるのを待てばいい」(引用元:吉田篤弘「空ばかり見ていた」(文春文庫) P320 より)
吉田さんは聞き慣れない言葉も使うけど、美しいを「うつくしい」と書いていたり、
全体的によみやすい文章で書いていて、本の余白や装幀も大事にしているのが読んでいて伝わってきます。
物語も落ち着きがあって、急展開はないが、「小さなつながり」を感じるような伏線(?)がちりばめられていている所も好きです。
吉田篤弘「短編集」まとめ
「月とコーヒー」シリーズ
「東京」が舞台の物語
「連作短篇」の本
他の短編集の本
「指先に触れた冷たさが、場所よりも時間の長さを一瞬で物語った。」(p220 吉田篤弘「台所のラジオ」(ハルキ文庫))
という文。
この文は、この本の「〈十時軒〉のアリス」というお話で出てきた。
主人公は美也子(みやこ)・四十八歳。ある日彼女は財布をなくして、警察に届け出を出すが手がかりは全くない。しばらくして実家に住む母から「財布を落とさなかった?」と、一本の電話が届く。彼女は今住む町から実家へ向かい、母から渡された財布は確かに彼女の財布だが、今使っている財布ではなく三十年前― 彼女が大学生の時になくした財布だった。
その財布はなくした時に交番に届いたが、何かの手違いで保管庫の奥にずっとあったという。それが今さら三十年後の自分に帰ってきて、その財布に触れた時の「冷たさ」を表現した文が、最初に見せたあの文だ。
単なる「財布が冷たい」という事実を、「冷たさ」が「時間の長さ」を物語っているという表現が、読者の僕には新しく感じた。
こういう繊細な所に気づく著者の観察の鋭さが、言葉を通して「優しさ」を読者たちに届けてくれているのかもしれない。


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